第25回 CRCと臨床試験のあり方を考える会議 in 大宮に出展します

株式会社DCT Japan(本社:東京都中央区、代表取締役社長:武藤真祐、以下「DCT Japan」)は、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院(所在地:名古屋市中村区、院長:錦見尚道、以下「日赤名古屋第一病院」) および日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(所在地:名古屋市昭和区、院長:佐藤公治、以下「日赤名古屋第二病院」) と、分散型臨床試験:Decentralized Clinical Trial(以下、DCT)ならびに被験者リクルート支援・連携における業務提携契約を締結しました。
従来の治験では、地理的制約や患者さんの通院負担などが課題となるケースがありました。その解決策の一つとして、オンライン診療や訪問看護などを活用し、患者さんが自宅などにいながら参加できるDCTが注目されています。また昨今の治験は高度化が進み、症例エントリーのスピード向上が重要なファクターとなっています。こうした状況を踏まえ、両院とDCT Japanは、DCTの手法ならびに被験者リクルート連携を進め治験を円滑に実施する支援で連携することとなりました。本提携は、「分散型臨床試験の普及による患者へのアクセスの拡大、臨床試験の効率化、患者ケア、症例エントリースピードの向上、医療機関間の協力体制強化」を目的としています。
本提携により、DCT Japanは、治験依頼者からサテライト医療機関(治験実施医療機関をDCTの手法を用いて支援する医療機関、被験者リクルートを支援する医療機関)との連携に関する打診を受けた際、両医療機関と調整を行い、治験実施に向けた検討を進めてまいります。
本契約に基づき、両院とDCT Japanは以下のように連携します。
DCT Japanは、日赤名古屋第一病院および日赤名古屋第二病院との連携を通じて、治験における患者さんの選択肢を広げ、より効率的な臨床試験の実現に貢献してまいります。
DCT(Decentralized Clinical Trial:分散型臨床試験 )は、オンライン診療や看護師による訪問看護、ウェアラブルデバイス等のIoTを活用することによる医療機関への来院に依存しない臨床試験を指し、これにより患者さんの健康状態や医療機関との物理的な距離による来院負担を軽減し、症例エントリーの向上、試験コストの減少等に寄与します。
所在地:愛知県名古屋市中村区道下町3-35 院長:錦見 尚道
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院は、名古屋市中村区に位置する高度急性期病院です。救命救急や周産期、がんゲノム、造血幹細胞移植など幅広い分野で高度な医療を提供しています。治験においては、文書管理システムAgathaを導入し治験関連文書の電磁化に対応しています。Single IRBの受け入れも可能で、ベンチマーク型コスト算定に対応するなど、治験エコシステムの導入に前向きに取り組んでいます。
ウェブサイト:https://www.nagoya-1st.jrc.or.jp/
所在地:愛知県名古屋市昭和区妙見町2-9 院長:佐藤 公治
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院は、名古屋市昭和区にある地域の中核病院として高度急性期医療を担い、教育・研究機能にも優れた病院です。臨床研修指定病院として医学生・研修医の育成に力を注ぎつつ、救命救急、周産期、がん、腎移植など幅広い分野で専門性の高い医療を展開しています。また災害医療や国際医療救援活動にも積極的に取り組んでいます。
ウェブサイト: https://www.nagoya2.jrc.or.jp/
株式会社DCT Japan はインテグリティ・ヘルスケアグループとして 2022 年 2 月に設立された、分散型臨床試験に特化した日本初の企業です。訪問看護、オンライン診療システム等の ITソリューション、サテライト医療機関ネットワークの構築による被験者リクルートなどを中心に、DCTに関連した包括的なソリューションを提供しています。 https://dctj.co.jp/
株式会社インテグリティ・ヘルスケア
広報担当:日比
pr@integrity-healthcare.co.jp